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女性の「不定愁訴」の解決法

[2018.11.09]

わけもなくイライラする、頭が重い、疲れやすい、だるいのに眠れない、足がむくむ、便秘や下痢を繰り返す、息切れ、動悸がする、指先や足先の冷えがひどい。これだけの症状が現われているのに、「きっとトシのせい」、「体質だから仕方ない」と軽くみて、詳しい検査もせずに放置していませんか?

不定愁訴は病気のサイン

このくらいの不調なら大丈夫、我慢していればきっとなおる。そんなふうに思って不調を見逃していることがあるかもしれません。しかし、病気は早期発見が基本。ちょっとした不調を見逃さず、きちんと受診することが必要です。
女性は月経があり、男性とは異なる生物です。結婚・妊娠・出産といったライフステージの節目がありますし、毎月の月経でホルモンバランスが変わる影響も受けます。
また、ストレスも大きな問題です。女性は家庭の中でも職場でもストレスを抱えがち。そのストレスが身体面に現れて、いらいらやだるさ、むくみや冷えにつながっていることもあります。
からだに不調があっても「トシだから仕方がない」とあきらめてしまったり、仕事や家事、育児、介護などに日々追われているような忙しい女性も、「きっと体質だから仕方ない」などと軽くみて、専門科で詳しい検査も受けずに放置している人は少なくないようです。

治療が必要な病気が隠れていることもある

ところが、ただの体調不良だと思っていても、治療が必要な病気が隠れていることが少なくありません。
例えば多くの女性が悩んでいる「冷え」。冷えの原因には、貧血や心疾患、甲状腺機能低下症などの病気が関わっていることもあります。
その他にも慢性的な腰痛の裏に婦人科系の病気が隠れていたり、頭痛がすると思ったら脳の病気の前兆だったりすることもあるので注意が必要です。
まずは検診をおろそかにしないこと。病気を発見するチャンスなので、有効活用してください。さらに職場や地域の健診で異常がなかったからと安心せず、何らかの不調があるときはまずは医療機関を受診して、詳しい検査を定期的に受けてください。時間がたてば体は変わるものです。

女性の不調で見逃されやすい主な病気の例

医療機関へ行くほどではないと思われる症状でも、その原因が、治療が必要な病気である場合もあります。つらい症状をがまんせずに、医師に相談することが大切です。

たとえば・・・
◆だるい、疲れやすい、イライラする
→鉄欠乏症の疑い
◆頭痛,便秘・下痢,腰が痛い,体がだるい,食欲がない
→うつ病(軽度)の疑い
◆冷える、便秘がち、だるい、むくむ、常に眠い
→甲状腺機能低下症の疑い
◆月経に関連して頭痛やイライラ、眠気が起こる
→卵巣機能低下による月経前緊張症の疑い
◆目や口が渇く、疲れやすい、関節が痛い
→シェーグレン症候群の疑い

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